世界の名手が腕を競い合う国際騎手招待競走「2015ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」が29、30日の2日間にわたってJRA札幌競馬場で行われ地方競馬代表として出場した金沢競馬の藤田弘治騎手は総合4位、ホッカイドウ競馬の岩橋勇二騎手は同14位で、大舞台での挑戦を終えました。
【地方競馬代表騎手の結果】
藤田弘治(金沢)総合4位(29点) | ||
第1戦 | ジューヴルエール号 | 1着(20点) |
第2戦 | オメガハートロック号 | 9着(3点) |
第3戦 | アドマイヤサブリナ号 | 7着(5点) |
第4戦 | シベリアンタイガー号 | 14着(1点) |
岩橋勇二(北海道)総合14位(9点) | ||
第1戦 | モンテエクリプス号 | 9着(3点) |
第2戦 | トーセンハルカゼ号 | 12着(1点) |
第3戦 | ボブキャット号 | 8着(4点) |
第4戦 | ヴァリアシオン号 | 13着(1点) |
前身のワールドスーパージョッキーズシリーズを含めて初出場となった両騎手。SJT2015を第2ステージの大逆転で優勝し、出場権を得た藤田騎手はJRA2戦目の騎乗となった第1戦で、香港のモレイラ騎手騎乗のジュンファイトクン号をゴール前でかわして優勝。藤田騎手はJRA初勝利をこの大舞台で達成した。第3戦終了時点で総合3位につけていたが、第4戦は1点に終わり、戸崎圭太騎手の逆転を許し、1点差で惜しくも表彰台を逃し、4位となった。
ホッカイドウ競馬での出場権争いを勝ち抜いた岩橋騎手は、第3戦での8着が最高で、残念ながら全騎手中最下位の14位に終わった。
優勝は、4戦中2勝2着1回で56点を挙げた香港のジョアン・モレイラ騎手だった。また、出場騎手を「外国騎手・地方競馬代表騎手チーム(WAS選抜)」と「JRA代表騎手チーム(JRA選抜)」に分け、チームの合計得点を競う対抗戦は、2ポイント差でJRA選抜が勝利した。
第1戦で勝利した藤田騎手
地元北海道の声援を多く受けた岩橋騎手
表彰式後に笑顔をみせる藤田騎手(左)と岩橋騎手
写真:中地広大(いちかんぽ)、NAR