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2014/03/03
ラブミーチャン号(笠松)引退式の様子 プリンセス特別はラブミーチャン記念に改称

 09年と12年のNARグランプリ年度代表馬に選ばれるなど、地方競馬を代表するスプリンターとして活躍した、ラブミーチャン号(牝7歳、柳江仁厩舎)の引退セレモニーが、2月28日(金)に所属する笠松競馬場で行われた。

 同馬は、09年に笠松競馬場でデビュー。負けなしで臨んだ5戦目の全日本2歳優駿JpnIを制し、NARグランプリ2009の年度代表馬に2歳馬としては初めて選出された。
 12年には、東京盃JpnIIを制し、2度目の年度代表馬に選出。13年には、東京スプリントJpnIIIとクラスターカップJpnIIIを勝ったほか、スーパースプリントシリーズではトライアルの名古屋でら馬スプリントとファイナルの習志野きらっとスプリントをともに11年の創設以来、3連覇を達成。しかし秋に故障し、陣営が大目標として掲げたJBCスプリントへの挑戦は叶わず、結果的にクラスターカップの優勝が引退レースとなった。
 通算成績は、34戦18勝2着3回で、うち重賞16勝。収得賞金は2億5840万円(JRA含む)だった。

 引退セレモニーでは、オーナーの小林祥晃氏(ドクターコパ)や柳江仁調教師、森崎隆厩務員らが出席。古田肇岐阜県知事や広江正明笠松町長(岐阜県地方競馬組合管理者)から感謝状が贈られたほか、同馬の今までの活躍を振り返る映像の放映、関係者へのインタビューが行われた。故障の影響でラブミーチャン号の参加は見送られたが、最終レース終了後にも関わらず多くのファンが集まっていた。

また、同馬の活躍を称え、笠松競馬で例年11月に行なわれる2歳重賞の『プリンセス特別』を『ラブミーチャン記念』に改称することが発表された。この競走は、グランダム・ジャパン2歳シーズンの対象レースとなっている。(グランダム・ジャパンについてはコチラ)


古田知事(左)より感謝状を受け取った小林オーナー


(前列左から2人目より)森崎厩務員、小林オーナー、柳江調教師


ラブミーチャン号(09年全日本2歳優駿優勝時)



写真:いちかんぽ


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