2013年に活躍した人馬を表彰する"NARグランプリ2013"の表彰馬、表彰者が決定した。
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※選定経過、優秀馬選定委員名簿、歴代一覧はPCサイト版をご覧ください。
表 彰 馬 |
"年度代表馬"には、ダートでは5戦5勝、北海道2歳優駿(JpnIII)、全日本2歳優駿(JpnI)に勝って2歳ダートの頂点に立ったハッピースプリント(牡2歳、北海道・田中淳司厩舎)が09年のラブミーチャン以来となる、2歳での年度代表馬に選定された。なお、同馬は"2歳最優秀牡馬"も併せて受賞している。
"2歳最優秀牝馬"は、年末の地方全国交流競走である、東京2歳優駿牝馬を優勝したブルーセレブ(川崎・武井和実厩舎)が受賞。
"3歳最優秀牡馬"は、東京ダービーを勝利し、ジャパンダートダービー(JpnI)で地方所属馬最先着となる4着に入賞したインサイドザパーク(船橋・林正人厩舎)が受賞。
"3歳最優秀牝馬"は、地方全国交流競走である秋桜賞を勝ち、ダート牝馬の最高峰競走であるJBCレディスクラシック(JpnI)で地方所属馬最先着となる5着となったピッチシフター(愛知・川西毅厩舎)が受賞。
"4歳以上最優秀牡馬"は、この年からJpnIIIに格付けされたオーバルスプリントを制したセイントメモリー(牡6歳、大井・月岡健二厩舎)が受賞。
"4歳以上最優秀牝馬"は、東京スプリント、クラスターカップとJpnIIIを2勝。スーパースプリントシリーズでも3年連続して圧倒的なスピードを見せたラブミーチャン(牝6歳、笠松・柳江仁厩舎)がこの部門3年連続の受賞。また同時に、2年連続となる"最優秀短距離馬"も受賞している。
"ばんえい最優秀馬"は、帯広記念に続いて、ばんえい最高峰のばんえい記念にも快勝、ばんえい重賞勝利数記録となる21勝目をあげて引退したカネサブラック(牡11歳、松井浩文厩舎)が3年連続4回目の受賞。
"最優秀ターフ馬"は、盛岡のジュニアグランプリを勝ち、JRA東京競馬場で行われた東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)で2着となったプレイアンドリアル(牡2歳、北海道・田部和則厩舎、その後川崎に移籍)が受賞。
"ダートグレード競走特別賞"は、かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典とGI/JpnI4勝(他にJpnIII2勝)をあげ、年間を通じてダート古馬の中心的存在だったJRAのホッコータルマエ(牡4歳、栗東・西浦勝一厩舎)が受賞となった。
"特別表彰馬"には、20年を超える長きにわたり我が国のトップサイヤーとして君臨し、地方競馬にもトーホウエンペラー、フリオーソの2頭(6回)の年度代表馬を始め優れた産駒を送り出すなど、地方競馬に大きな貢献を果たし、2013年に死亡したブライアンズタイムと、地方所属馬として初めて(現時点では唯一)JBC優勝(07年JBCスプリントJpnI)を果たしただけでなく、2010年の創設以来4連覇を飾った東京スプリング盃が同馬の名前を冠したフジノウェーブ記念に改称されるなど、ひと際目立つ芦毛の馬体で多くのファンに愛され、地方競馬に大きな足跡を残したフジノウェーブが同時に受賞した。
※馬の年齢は、すべて2013年時点
表 彰 者 |
"最優秀勝利回数調教師賞"は、241勝を挙げた雑賀正光調教師(高知)、"最優秀賞金収得調教師賞"は3億8千万円余りの賞金を収得した川島正行調教師(船橋)、"最優秀勝率調教師賞"は35.44%の勝率を残した柏原誠路調教師(兵庫)がそれぞれ選定された。
"殊勲調教師賞"には、年度代表馬ハッピースプリントで全日本2歳優駿(JpnI)を優勝し、所属地区の各世代最高峰重賞競走(北海優駿、道営記念)においても勝利するなど重賞12勝を挙げ、グランダムジャパン2歳シーズンでも総合優勝を果たすなど目覚ましい活躍を収めた田中淳司調教師(北海道)が選定された。
"最優秀勝利回数騎手賞"は、267勝をあげた川原正一騎手(兵庫)、"最優秀賞金収得騎手賞"は、253勝をあげ6億9千万円にものぼる賞金を収得した御神本訓史騎手(大井)、"最優秀勝率騎手賞"は、30.2%の勝率をマークした山口勲騎手(佐賀)が、それぞれ初めての受賞。なお、"殊勲騎手賞"は該当がなかった。
"優秀新人騎手賞"は、4月のデビューから、激戦区である南関東地区で43勝を挙げる活躍を見せた笹川翼騎手(大井)が受賞。
"ベストフェアプレイ賞"は、木村健騎手(兵庫)が、初の受賞となった。
"優秀女性騎手賞"は、57勝を挙げた別府真衣騎手(高知)が3年ぶり6回目の受賞。
("特別賞"には、該当者がなかった。)
※NARグランプリ各賞の概要等については、PCサイト版『地方競馬ガイド』を併せてご覧ください。