地方競馬教養センター騎手養成課程に在籍中の鈴木麻優(まゆ)候補生が、天皇賞(秋)が行われた10月28日(日)のJRA東京競馬場で、東日本伝統馬事芸能(相馬野馬追、チャグチャグ馬コ)のパレードの先導役を務めた。
鈴木候補生は、宮城県気仙沼市出身の16歳。東日本大震災で自宅に被害を受けたが、かねてからの夢であった騎手になることを決意し、今年春に地方競馬教養センター騎手養成課程入所。岩手競馬(水沢)でのデビューに向け、日々訓練に励んでいる。
当日は、天皇皇后両陛下もご覧になる中、燕尾服にシルクハットという正装で、東京競馬場の誘導馬ネルリニュス号に騎乗。相馬野馬追とチャグチャグ馬コの人馬を従えて、本馬場を行進。約7万8千人の観衆の前で、立派に大役を務めあげた。