第16回 ジュニアグランプリ
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『第16回ジュニアグランプリ』は北海道代表・パーティメーカーが快勝。圧倒的1番人気に応え、待望の初重賞を獲得!!


 9月21日(日)、盛岡芝1600mを舞台に2歳・地方競馬全国交流『第16回ジュニアグランプリ』が行われ、単勝1.9倍の圧倒的1番人気に支持されたパーティメーカーが、直線の競り合いから力強く抜け出しました。

 レースは大外2頭ネガティヴが逃げ、2番手にパーティメーカー。3番手内にキモンイーグル、4番手外にエクストリングラン、中団外目をロゾヴァドリナが追走しました。

 淡々とした流れで進み、レースが動いたのは3コーナー過ぎから。エクストリングランが外からマクリをかけ、さらに外を回ってロゾヴァドリナも先陣に接近。

 パーティメーカーが一旦下がりかけ、先頭ネガティヴにエクストリングラン、ロゾヴァドリナ、最内を突いてキモンイーグルが伸びてきましたが、パーティメーカーが中から再び差し返して1馬身差。デビュー5戦目で初重賞を手にしました。

 パーティメーカーは父がパイロ、母スプリングパレット(母父タイキシャトル)の2歳牡馬。門別1700mの2戦目を勝ち上がり、前走は札幌芝1800m「コスモス賞」に挑戦。中央馬を相手に4着と善戦し、今回の「ジュニアグランプリ」へ臨みました。

 このレース後、南関東の小久保智厩舎へ移籍予定。芝適性を改めて確認できたことから、JRA挑戦を考えているとのこと。昨年の覇者プレイアンドリアルと同様、中央へ新風を吹き込むか期待がふくらみます。


齋藤雄一騎手コメント
レース前は大外がきついかなぁと思っていましたが、スタートが速かったので不利を感じませんでした。位置取りは流れ次第と考えていましたが、前につけたかったので理想的なポジションでレースができました。3、4コーナーで一瞬ひるみましたが、直線でまた行く気があったので差し返せると思いました。力のあるフットワークなので坂も苦にしない。強い馬ですね。


取材・文・写真:
松尾康司(テシオ編集部)、岩手県競馬組合

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