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2歳ダート重賞『第32回ビギナーズカップ』はランデックハナコが逃げ切り快勝。
後続の追撃を封じ、デビュー2戦目にしてタイトルを獲得!!
9月7日(日)、水沢1,400mを舞台に2歳第二弾の重賞『第32回ビギナーズカップ』が行われ、スクリーンヒーロー産駒の牝馬ランデックハナコが見事な逃げ切りを決めて快勝。
外から猛追したトーホクフェアリー、ラブディーバを封じました。
レースはそのランデックハナコが逃げ、2番手コウギョウポケット、3番手内にラブディーバ。4番手外ランデックナイト、中団5番手にトーホクフェアリー、1番人気オールドラヴはその直後を追走しました。
快調に飛ばしたランデックハナコは3コーナーから後続をジワジワと離し、コウギョウポケットは一杯となり、替わってラブディーバ、トーホクフェアリーが外から強襲しましたが、ランデックハナコがトーホクフェアリーの追撃をハナ差で封じました。
ランデックハナコは函館競馬場のトレーニングセール出身馬。デビュー戦の水沢850m戦を勝った直後、一度北海道へ移動。坂路で鍛えて盛岡に帰厩しました。
わずか1戦1勝のキャリアでビギナーズカップへ挑戦。いきなり1,400m延長も克服するあたりが非凡な才能の証。これからどこまで成長し続けるか非常に楽しみです。
齋藤雄一騎手コメント
1枠に入りましたし、最初から逃げるつもりでいました。デビュー戦が850mでいきなり1,400mですからね。後ろから必ず来ると思っていましたが、よく頑張ってくれました。暑い夏を避けて北海道へ移り、坂路でトレーニングした効果も大きかったと思います。幼さが抜けて逞しさも増したと思います。まだキャリア2戦ですからね。素直でまじめな馬ですから、まだ伸びシロも十分。これからの成長も楽しみです。
取材・文・写真:
松尾康司(テシオ編集部)、岩手県競馬組合