第15回 若鮎賞
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今シーズン第一弾の2歳重賞『第15回若鮎賞』はキモンイーグルが快勝!初の芝をモノともせず、鮮やかなイン強襲を披露!!


 8月16日(土)、盛岡芝1600mを舞台に今シーズン第一弾の2歳重賞『第15回若鮎賞』が行われ、3番人気キモンイーグルが快勝。

 2日前、コパノハートが北海道重賞「フルールカップ」で優勝したのに続き、今年急逝した父コパノフウジンに2つ目の重賞をプレゼントしました。

 レースはブリリャントゥノアが逃げ、2番手に1番人気コンクエストオール、3番手外にコパノブライトン。キモンイーグルは4番手内をキープし、先陣をにらむ形でレースを進めました。

 直線を向いて粘るブリリャントゥノア、外から伸びてきたコンクエストオールに対し、迷わず最内を突いたキモンイーグルが、鋭く伸びてラスト50mで先頭。そのまま押し切って鞍上・高松亮騎手はガッツポーズでゴールに入りました。

 キモンイーグルの兄は芝ダートを問わず活躍し、3歳交流重賞「オパールカップ」(芝1700m)を圧勝した現A級ハカタドンタク。そのときも重馬場での勝利でしたが、まさに血が騒いだ一戦だったと言えるでしょう。

 応援に駆けつけたオーナーのドクター・コパさんの目の前で見事な重賞制覇を決めたキモンイーグル。「今後はJRA挑戦も視界に入れながら、ローテーションを決めたいと思っています」とドクター・コパさんはコメント。

 キモンイーグルのこれからの動向にも目が離せなくなりました。


高松亮騎手コメント
馬場が悪かったのが若干気になりましたが、芝が合いそうな走法をしていたので、自信を持って臨みました。返し馬の動きでさらにやれるなと思いました。インで控える競馬はイメージどおり。ペースも緩かったし、馬場が馬場なのでいきなりペースが上がらないだろうと。あとは開いたインを突き抜ければ勝てると確信していました。この馬の良さは素直で一生懸命なところ。どんな条件、距離にも対応できるのでこれからも楽しみ。無事に成長して欲しいですね。


取材・文・写真:
松尾康司(テシオ編集部)、岩手県競馬組合

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